星川です。
いよいよ8月2日~4日の日程で税理士試験が実施されます。
今年は、計画停電を考慮して、試験会場が例年とは異なり、
ビックサイト、横浜アリーナ等、今までの受験生も経験したことのない環境での
実施となります。可哀想です。
さて、私が夏が来ると思い出すのは、尾瀬の景色ではなく、やはり税理士試験です。
ある年の税理士試験、これは、私にとって、大きなプレッシャーのかかる受験でした。
父親の事実上の税理士引退、「勉強に専念する」という名目で始めた、
田町での一人暮らし。。。絶対受からねば!
税理士試験は、
①受験会場に着席
②試験官(税務署職員さん等が担当されます)が、答案用紙、問題用紙を配付
③試験官が受験上の注意を読み上げる
④試験開始
という流れで行われます。
私の思い出は、③の受験上の注意。
試験官は、定型の試験場の注意文を読み上げます。その中で。
「解答は、答案用紙の所定の箇所に記載して下さい。欄外に記載した場合は
採点しません」
正確な文言はわかりませんが、上記のような趣旨の注意があります。
税理士試験は、ペン、ボールペンで解答をしなければなりません。
計算を間違えた場合、限られたスペースで、間違えた箇所に
二重線を引いた上で、所定の箇所の枠内で記載し直さなければなりません。
この年の試験で、私は、計算問題のうち、資産損失の金額の計算を
間違えてしまいました。この計算をやり直すには、大きなスペースを要します。
もう、所定の箇所の枠内に計算をやり直す十分なスペースはありません。
私は、上記の「注意」を、「欄外に記載した部分は採点しない」というように
解釈し、その部分の得点は取れないということを覚悟し、一部、枠外にはみ出し
ながら計算式を記載しました。「自分は分かっています」、ということを
アピールしたかったのです。
そのほかの部分は、自分では手ごたえを感じながら解答しました。
「これは受かった。あ~よかった」と。
しか~し、12月、この年の合否通知には、「D」判定との記載が。
ん?ん?Dというのは、合格、A、B、C、Dという判定のもっとも低いもの。
計算が間違ったとしても、論述で、それなりの点数が取れているはずなので、
Dというのは、「ありえません、絶対に」。謙虚さがないといえばその通りなのですが、
この年は、それなりの手応えがあったのです。
結果通知に納得できず、受験番号を間違えられたのでは?など様々な考えが
浮かび、必死に、情報公開制度等について調べたりしましたが、照会する術はなく。
涙を飲んだ一年になりました。
気分の晴れないクリスマス、年末年始。これは受験生の宿命。
この経験で、悟ったこと。
「欄外にはみ出したら、答案自体まったく見てもらえないかもよ」ということ。
以来、私は税理士受験をするという人には、「はみ出さないようにね」と
伝えるようにしています。
HOPのみんな、絶対はみ出さないでね。
最後の一秒まで諦めず、強い気持ちで闘ってきて下さい!







